Windows10評価版とVirtualBoxを利用した
リネージュクライアント多重起動の手順をイチから解説

そもそも多重起動ってなんじゃい

一台のPC上でリネージュクライアントを複数起動させるテクニック。
「狩りしながら別キャラで露店」「複数キャラを釣り放置」などがPC一台で行える。

多重起動の方法別メリット・デメリット

主な方法は以下の2通り。どちらも無料でできる。
・Windowsのユーザー切り替え機能を利用
・仮想環境を作成してリネージュを動かす

ユーザー切り替え機能
メリット:特別なツールなどの準備は不要、PCへの負荷が軽め
デメリット:一度にひとつの窓しか見えない、切り替えの手間が煩雑

仮想環境
メリット:複数窓を同時に表示させられる
デメリット:CPUが非対応だと導入できない、準備に手間がかかる、それなりのマシンパワーが必要

簡単にまとめると
釣り放置や露店放置専用で良い場合:ユーザー切り替え機能で十分
他キャラもリアルタイムに様子を見たり操作したりしたい:仮想環境を導入しよう
という具合になる。


仮想環境の導入手順

というわけで中の人が愛用している
「VirtualBox」と「Windows10評価版」を利用した多重起動の手順を紹介。

以下実際の手順。VirtualBox5.2.6での動作確認済み。
あまりにも基本的すぎる事とか細かい部分は端折ってます。リネ導入以外の部分はググったら確実に出てきます。
中の人はにわかにつき質問をされても答えられませんので悪しからず。

はじめに
まずは仮想環境を作れるかどうかのチェック。
「VirtualChecker」等の仮想化支援対応状況のチェックツールで確認する。
ググったら窓の杜あたりが引っかかるハズ。

例としてVirtualCheckerの場合起動して4つの項目すべてが水色になっていればOK。
「VIRTUALIZATION」がグレーの場合はBIOS設定で「Intel Virtualization Technology」やら「Intel VT」やら「VT-x」等と書かれた項目を探し出してオンにする必要がある。
「SLAT」はCPUが非対応であれば利用不可。この場合は仮想環境が作れないので、素直にユーザー切り替えでやることを推奨。

BIOS設定いぢりに関してはココでは触れません。マザボ型番とかでググってください。


用意するもの
・VirtualBox最新版
公式サイトから最新版を入手してインストール。
Downloadsの「VirtualBox ○.○.○ for Windows hosts」と書かれてるヤツ。
インストール自体は特に困る要素はないはず。
環境によってはインストール途中で一度ネットが切断される。その場合は素直に再起動。
初回起動時にExtension Pack導入のダイアログが出るのでついでに導入しておく。

・Windows10評価版のISOファイル
マイクロソフトの配布ページから入手する。 MSアカウントとちょっとした情報の登録が必要。
EnterpriseとEnterprise LTSBがあるが、リネ専用にするなら最低限のアプリしか入ってないLTSBを選択。
32bitと64bitがあるがどちらでも問題はない。リネ専用にする分には32bitで十分。
当然ながら32bit版のほうが仮想マシン作成時の要求スペックは低い。

容量が32bit版で2.6G、64bit版で約3.6Gほどあるので、暇なときにでも落としておくべし。
ISOファイルは再構築に使うので、環境構築後も削除せずに置いておくこと。

参考までに32bit版の仮想マシン作成時のメモリは1G、64bit版は2Gという設定になる。
VRAMはデフォルトでは128M。64まで下げても一応リネは動くっちゃ動く。

・Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ
・Microsoft Visual C++ 2012 再頒布可能パッケージ

リネを動かすのに必須になる。64bit環境を作る場合でもx86版でOK。
いずれもググったら簡単に見つかる。
2015版も必要だがこちらはリネのランチャーが勝手に落としてくれるため別途準備する必要はない。


手順
・VirtualBoxで空の仮想マシンを作成
VirtualBoxを起動。
「環境設定」→「一般」で仮想マシンの保存場所を確認。必要であればこの時点で変更しておく。
問題が無ければランチャーの「新規」をクリックし、空の仮想マシンを作成。 

OSの種類は落としたISOの種類と同じもの(Windows10 32bit/64bit)を選ぶ。
名前は適当でOK。Win10の32だの64だのとそれっぽいものを付けると、下のタブから勝手にそれっぽいOSが自動的に選ばれて便利。
選んだら次へ。

設定項目が色々と出てくるが特にいじる必要はない。どんどん次へ。
強いて言うなら仮想HDDの種類を「可変」「固定」から選ぶ程度。
違いについては説明が表示されるのでお好みで。
サブ窓としての運用なら可変でも速度に問題はない。

しばらく放置すると仮想マシンが完成。


・仮想マシンにWindows10評価版をインストール
ランチャー画面に出てきた仮想マシンをさっそく起動。
ドライブ選択画面が出てくるので、右側のフォルダアイコンをクリック。
用意した評価版のISOファイルを選ぶ。
言語やキーボードを選んだらセットアップ開始。

規約に同意したらインストールの種類を問われる。「カスタム」を選択。そのままどんどん次へ。
インストールが始まるのでお茶でも飲んでゆっくり待つべし。

設定画面までたどり着いたら簡単設定など使わず左下の「カスタマイズ」で設定をで片っ端からオフにする。

「接続方法を選択する」は「ドメインに参加する」を選択。
次のアカウントの作成はユーザー名だけいれてやればOK。パスは必須ではない。
ここからまたしばらく待たされるのでお茶でも飲んで以下省略。

無事起動までたどり着いたらVM画面右側でネットワーク設定を聞かれる。
ホストPCから直接ファイルを持ってくる予定なので「はい」にする。

ここまで済んだらGuest Additionsのインストールを行う。
VM窓の「デバイス」→「Guest Additions CDイメージの挿入」
WS002748
エクスプローラーからDドライブを開いて「VBoxWindowsAdditions」を起動。
あとは指示に従ってインストールを行いVMを再起動。
特にいじる項目は無い。ダイアログが出たら全部そのまま「はい」でOK。

他にもWindowsの基本的な設定をしたい場合はこの段階でやっておく。

ここまでたどり着いたら「仮想マシン」→「スナップショット作成」で適当な名前を付けて保存。
何か不具合が起こった時にスナップショットの時点までデータを戻すことができる。
以降も必要だと感じるなら随時スナップショットを作成しておくと、いざという時便利。


・仮想PCのWin10にリネや必要なファイルを導入
VM側でネットから落としても良いが、元々ホストPC側に全て揃っているはずなのでそちらをコピーすると便利。

VM窓の「デバイス」→「共有フォルダー」→「共有フォルダー設定」でホストPCのリネフォルダや必要なソフトの入ったフォルダを指定する。
WS002749
右側のこのアイコンをクリック。
例としてホスト側に「D:\files」フォルダにリネやらナニヤラ放り込んでいる場合の設定はこんな感じ。
WS002751

ネットワークに「VBOXSVR」が追加。ここから共有したフォルダにアクセスできる。
「共有が無効です~」と出てきたらそこをクリックすれば変更可能。
あとはリネなりVC++なり必要な物なりコピー。
コピーしたら「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ」「Microsoft Visual C++ 2012 再頒布可能パッケージ」の2つをインストールしておく。この2つが無いとリネは起動しない。

・リネージュの起動
そのまんま。
あとは仮想マシンにアプデかけたり任意のスペックにするなりお好みで。

・中の人のメモ
利用期限の延長(というかリセット)の方法はコチラを参考に。最大2回まで可能。
VM窓側はデフォルトでNumLockがオフになっている。オンに切り替えておかないと窓をアクティブにするたびに本体側までオフに戻るので注意。

「3Dアクセラレーションを有効」にチェックを入れるとリネが動かない
Comfortable PCはWin10に正式対応はしていないが使える、ただしUAC関連はいじっちゃだめ